直線上に配置

TRVのスタブ調整信号源にADF4350 R02.09.27

この前JA0IYBさんと10GのISDB-T実験をやったのですがどうも当局の受信設備(TRV)の
ゲインが少ないような気がしたのでTRVの受信再調整をしました。

今まで受信部のスタブ調整をするのに信号源としてSG(HP8648C)にダイオード逓倍器をつけて
行ってきたのですがレベルが小さく不安定でした。さらにマキ電機のワンボードTRVは内部の
帰還が大きくて蓋の開け閉めで大きく変わるので蓋を閉めた状態で最良になるように調整するのは
結構難しかったです。

今回ADF4350PLLを使って信号源を作りました。このPLL出力はもともと方形波なので奇数倍次の
レベルは高いです。10.24GHz出力用には1/3の3.4133GHzをまた5.76GHz用には1/3の1.92GHzを
設定しました。レベルはそれぞれ-19.5 -12.4dBmとかなり大きく安定な出力が得られました。

これを使用して40dBくらいのATTを入れてTRVのIF出力レベルを見ながらスタブ調整をしたところ
かなり調整しやすくなりました。PLLからTRVまで直結なので再現性も良いです。

10GRV_REC_SENS.pdf へのリンク

トップページへもどる

直線上に配置