47G 77Gでいろいろと遊んだので今度は135Gでもやろうと思いまず中華PLL ADF5355評価基板を使ったビーコンを作ってみました。 ADF5355は5.6GHz発振で11.2GHzが直接出るのでそのあとにx2x6と逓倍してやれば簡単に135GHzを出力することができます。 しかし今まで中華のADF5355評価基板を使ってみてもC/Nが全く良くなかったので今回はその点を調べてみました。 よくWEBに載っている電源部の改良ですがアナデバの評価基板のようなLow noiseのLDOは交換するにしても面倒だし高価なのでやめてeBayのNCC KZG Low ESRの6.3V 1000uFのコンデンサーを5V 3.3V LDO出力につけるだけで対策しました。結構50kHz〜1MHzくらいの帯域でノイズが大きく改善しました。あとはPLLフィルターですが中華の基板はX'talが26MHzなのにアナデバと同じ定数になっていました。アナデバの基板上のX'talは122.88MHzなのでこれを使ったかなり高い比較周波数用の定数です。値が全く違います。 今回Ref=10MHzでDoublerをいれて20MHz比較で使うのでシミュレーションソフトADIsimPLLを使って計算し直しました。5個のフィルター定数を変えるのは面倒なので頭の3個だけ変えました。ADF5355のあとは11.2GHz帯の2段アンプです。マキ電機のものがあれば便利でしたがもう入手できそうにないので仕方なく自分で作りました。そのあとは24GHz用2段LNA改造で2逓倍し22.4GHz+13dBmとし最後は森本OMに作って頂いた6逓倍器で135GHz出力しています。 |